もうDM対応で悩まない!Instagram CRMでビジネスを加速する方法

もうDM対応で悩まない!Instagram CRMでビジネスを加速する方法

更新日:2025-03-05

InstagramのDMで顧客対応に限界を感じていませんか?Instagram DMと連携できるCRMツールで顧客管理を効率化し、一人ひとりに丁寧な対応が可能です。 本記事では、Instagram CRMの特徴、導入メリット・デメリット、おすすめツール10選を解説します。

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CRMとは

InstagramのDMで顧客対応をしていると、お客様一人ひとりの情報や過去のやり取りを覚えておくのが難しく、困ってしまうことはありませんか? そんな時に役立つのが「CRM」というシステムです。

CRMとは、「Customer Relationship Management(カスタマーリレーションシップ マネジメント)」の略称で、日本語では「顧客関係管理」と訳されます。 顧客情報の一元管理、顧客とのコミュニケーション履歴の記録、マーケティングオートメーションなどを通して、企業と顧客の関係構築を支援するシステムです。

「顧客管理って難しそう…」 「ITツールは苦手で…」 そう感じるかもしれませんが、CRMツールは決して難しいものではありません。 むしろ、日々の顧客対応を効率化し、売上アップに繋がる強力な味方になってくれる存在なのです。

以下では、CRMについて、そしてInstagramで活用できるCRMツールについて詳しく解説していきます。


顧客管理の重要性

CRMツールを導入する前に、そもそもなぜ顧客管理が重要なのか考えてみましょう。 あなたは、行きつけのお店に行った時、店員さんに顔を覚えてもらっていたら嬉しいと感じませんか?

「いつもありがとうございます!いつものやつでよろしいでしょうか?」

このように、自分を覚えていてくれて、自分の好みに合わせたサービスを提供してくれるお店には、特別な愛着が湧くものです。 これは、顧客一人ひとりと向き合い、良好な関係を築くことが、長期的なビジネスの成功に不可欠であることを示しています。

顧客管理を適切に行うことで期待できる主な内容は次の3点です。

  • 顧客満足度の向上: お客様一人ひとりのニーズに合わせたサービスを提供することで、満足度を高めることができます。
  • リピーターの増加: 顧客との良好な関係を築くことで、再来店や再購入を促すことができます。
  • 売上向上: 顧客満足度とリピーターの増加は、最終的に売上アップに繋がります。

顧客管理は、企業の成長にとって非常に重要な要素と言えるでしょう。


CRMでできること

冒頭で、CRMにできる事の代表的な内容として「顧客情報の一元管理」「顧客とのコミュニケーション履歴の記録」「マーケティングオートメーション」などを挙げました。もう少し 具体的に説明すると次のような内容になります。

  • 顧客情報の一元管理:顧客の基本情報(氏名、連絡先、誕生日など)や購入履歴、問い合わせ履歴などを一元管理できます。
  • 顧客とのコミュニケーション履歴の記録:顧客とのやり取りを記録することで、過去の対応履歴を簡単に確認できるようになります。
  • マーケティングオートメーション:顧客の属性や行動履歴に基づいて、自動的にメール配信やクーポン発行などのマーケティング活動を行うことができます。
  • 顧客分析:蓄積された顧客データに基づいて、顧客の行動分析や売上分析などを行うことができます。

これらの機能を活用することで、企業はより効率的かつ効果的に顧客との関係を構築し、ビジネスを成長させていくことができるようになるのです。


InstagramCRMの特徴

InstagramCRMとは、Instagramアカウントと連携して利用できるCRMツールのことを指します。 InstagramのDM機能と連携することで、より効率的かつ効果的な顧客管理を実現することができます。

従来のCRMは、どちらかというと、企業のWebサイトやメールマガジンなどを利用する既存顧客を対象としたものでした。 しかし、InstagramCRMは、InstagramのフォロワーやDMでの問い合わせなど、まだ顧客になっていない「見込み顧客」や「潜在顧客」に対するアプローチを得意としています。

「InstagramのDMでビジネスを拡大したいけど、顧客管理が追いついていない…」 そんな悩みを抱えているあなたにとって、InstagramCRMは非常に強力なツールとなるでしょう。


InstagramCRMツール導入メリットと活用機能

InstagramのDM対応に時間を取られると、本来集中すべき業務になかなか取り組むことができません。しかし、InstagramCRMツールを導入することで、その悩みを解消し、ビジネスを大きく成長させることができるようになります。


顧客管理機能で効率アップ

InstagramCRMの顧客管理機能では、顧客の基本情報やDM履歴、購入履歴を一元管理できます。顧客を属性や行動履歴でグループ分けやタグ付けが可能なので、特定の商品を購入した顧客に新商品の案内やセール情報を的確に配信できるため、これにより、マーケティング活動が効果的になり、顧客満足度も向上していきます。


コミュニケーション機能で時間創出

コミュニケーション機能では、DMの自動返信や一斉送信、顧客対応のステータス管理が可能です。よくある質問への自動返信を設定すれば、その都度対応する手間を省くことができます。さらに、担当者を設定してチーム全体で進捗を共有することもできるため、顧客対応がよりスムーズになります。


空いた時間をビジネス成長に活用

最後に、業務効率化で生まれた時間を以下の活動に充てることで、よりビジネスを成長させることができるようになります。

  • 商品開発やサービス向上
  • マーケティング戦略
  • コンテンツ作成

InstagramCRMは、業務効率化だけでなく、ビジネスの成長にも貢献する強力なツールです。ぜひ導入を検討してみてください。


InstagramCRMツール導入のデメリット

InstagramのCRMツールを導入することで多くのメリットが期待できますが、一方で以下のようなデメリットも存在するのでご紹介します。


コストと時間の負担

  • 導入・運用コスト:CRMツールの導入には初期費用や月額利用料が発生し、企業規模や必要な機能によっては大きな出費となる可能性があります。
  • 時間的コスト:システムの構築や初期設定、データ移行に時間を要します。また、社員への教育や研修によって全社的に浸透するまで通常業務レベルで使いこなせないという点を踏まえて、導入時期を慎重に検討することが大切です。


運用上の課題

  • 効果実感までの時間:CRM施策は即効性が期待できないため、長期的な視点での取り組みが求められます。
  • 運用ルールの複雑さ:効果的な運用のためには詳細なルール設定が必要です。例えば、大文字・小文字の使い分けや入力フォーマットの統一など、一貫性を保つための細かな工夫が求められます。
  • 社内の抵抗:新しいシステムの導入に対して、社員から抵抗感が生まれる可能性があります。既存の業務フローを大きく変更する場合は特に注意が必要です。


機能の制限

  • Instagramの仕様変更への対応:InstagramのAPIや機能が変更された場合、CRMツールが迅速に対応できない可能性があります。その結果、機能が一時的に制限されるかもしれません。
  • カスタマイズの限界:既存のCRMツールでは、Instagramの特性に完全に適合したカスタマイズが難しく、自社のニーズに合わない部分が出てくる可能性があります。

これらのデメリットを踏まえ、InstagramのCRMツール導入を検討する際には十分な準備と計画が重要です。リスクを最小限に抑え、効果的な運用を実現するために参考にしてください。


CRMツールおすすめ紹介10選

InstagramCRMツールは、数多く存在し、それぞれの業者で特徴や値段も異なっています。 そこで、ここでは数あるInstagram CRMツールの中から、おすすめのツールを10個厳選してご紹介します。

それぞれのツールの特徴や機能、料金プランなどを比較検討し、あなたのビジネスに最適なツールを見つけてみて下さい。

1.sikiapi(シキアピ)

sikiapi(シキアピ)

sikiapiはSNSで使えるツール

sikiapiとは、チャットボットサービスを中心としたCRM・MA(マーケティングオートメーションツール)です。マーケティングオートメーションツールという名の通り、マーケティングを自動化することができるのが最大の特徴です。マーケティングには広告、宣伝、出版物、電車のつり革広告、テレビや新聞等のマスメディア等、様々な種類がありますが、sikiapiが得意としているところはSNSになります。

SNS運用の現状

現代は、SNS経由で一般消費者が消費をすることも増えてきており、マーケティングにはSNS運用は欠かせません。ただし、SNSは企業のみならず個人でも発信が出来てしまいますので投稿が埋もれやすく、ライバルが多いレッドオーシャンです。競合他社の企業アカウントだけではなく、フォロワーが多いインフルエンサー、TVでも活躍している芸能人、一般人でも知識をけた外れに持っていたり、見た目が芸能人以上に良かったり、SNSにはライバルが非常に多く存在します。
SNS運用は、大変手間と時間がかかる作業となります。例えば大手企業では、それだけで専属の人材が居たり、SNS運用だけの部署が存在し、予算を取っている場合も多く見られてきました。SNSがマーケティングに有効である現在、大手企業もSNSに力を入れています。

sikiapiでできること

sikiapi シキアピ
手間と時間がかかり、ライバルが多いレッドオーシャンのSNS運用ですが、自動化をすることで低コスト低リスクでその効果を上げることができます。それを可能にするのが、sikiapiです。sikiapiを活用してSNS運用を自動化することによって、集客の自動化が実現できます。これまで集客のために割かれていた時間を、本業に使うことが可能になります。本業に集中することによって、より価値のあるサービスの提案、新製品や新サービスの展開等、これまでよりもよりパワーアップしたビジネス展開が見込めます。

項目内容

サービス名

sikiapi(シキアピ)

会社名

株式会社Enigol

公式サイト

https://sikiapi.com/

2.Pegasus

Pegasus

チャットボット機能を搭載したInstagram運用支援ツール。フォロワーの様々な行動をもとに、興味・関心に応じたDMを送信可能です。例えば、診断系コンテンツを投稿し、該当する選択肢をコメントしてもらい、DMで診断結果を送信してHPへ誘導するといった活用ができます。また、見込みユーザーに対しては、いいねやフォローなどのアクションを自動で実施。アクション合計数や投稿時間、フォロワー属性、競合アカウント、ハッシュタグなど、幅広い分析にも対応し、フォロワー獲得と売上拡大を支援します。 レポート作成や予約投稿、Googleビジネスプロフィール連携など、日々の運用業務を効率化する機能も豊富です。

項目内容

サービス名

Pegasus

会社名

株式会社TrustLead

料金プラン

月額40,000円

公式サイト

https://www.wantedly.com/companies/company_7608827
/post_articles/510320

3.Insight Seeker

Insight Seeker

 ユーザーとのコミュニケーションの効率化・活性化に強みを持つInstagram運用支援ツール。フィード・ストーリー・リールでのコメントやDM送信などを行ったユーザーにDMを自動返信するチャットボットを実装できます。返信内容はテキストや予約フォームなどのURL、商品画像や画像リンクなどを組み合わせて自由に編集できるだけでなく、条件ごとの出し分けにも対応。特定アクションを行ったフォロワーへの特典配布やキャンペーン展開など、販促施策にも活用できます。 その他、いいねやフォローなどをランダムでAIが自動実行する「自動アクション」や、インサイト情報の表示、レポート作成、ハッシュタグレコメンド、予約投稿、Googleビジネスプロフィール連携といった「基本機能」も利用可能です。 料金:月額 25,000円 、初期費用なし(チャットボットを利用する場合)

項目内容

サービス名

Insight Seeker

会社名

株式会社フリースクエア

初期費用

初期費用なし(チャットボットを利用する場合)

料金プラン

月額 25,000円

公式サイト

https://freesquare.co.jp/service/instagram/

4.DECA for Instagram

DECA for Instagram

ユーザーごとに最適なコミュニケーションでアプローチするInstagramチャットボットツール。例えば、ライブ配信中にコメントをしたユーザーを、DMで商品ページなどへ誘導し、1対1のオンライン接客につなげられます。ユーザーが商品やサービスに高い関心を持っているうちにアプローチし、購買チャンスを確実なものとするのが大きな特徴です。 フィード投稿やストーリーへの返信はもちろん、「よくある質問」形式で会話内容をユーザーに表示したり、条件に合わせて自動応答から有人チャットに切り替えを行なったりと、ユーザーの利便性を考慮した設計が魅力です。

項目内容

サービス名

DECA for Instagram

会社名

株式会社ギブリー

料金プラン

要問合せ

公式サイト

https://deca.marketing/service/cloud/instagram/

5.AutoReply

AutoReply

コミュニケーションチャットツールと運用コンサルティングが一体化した、Instagram施策の提供サービス。チャットツールには、コメントやメンションへの自動返信に加えて、ライブ配信中にキーワード入りのコメントをしたユーザーに対して、クーポンを配布する機能が搭載されています。また、「よくある質問」の自動化や、問い合わせ内容に応じた有人対応への自動切り替えも可能です。 コンサルティング面では、施策のノウハウや月次トレンドレポートの提供、KGI/KPI設計などを通じて、課題解決を支援します。

項目内容

サービス名

AutoReply

会社名

株式会社バトラー

料金プラン

要問合せ

公式サイト

https://autoreply.jp/

6.iチャット

iチャット

フォロワーとのやり取りを増やして、売上アップを図るInstagram支援サービス。フィードやストーリーへのコメントに対して、文章、URL、画像、画像リンクなどで自動返信でき、様々な導線が設計可能です。ユーザーごとのニーズに合ったサービスを訴求する「○○診断企画」や、フォロワーが求めている過去投稿を自動送信する投稿検索機能を備えている点に特徴があります。 運用面のサポートも充実しており、分析ツールや会員限定コンテンツの視聴、勉強会などが基本プランに含まれているため、初心者でも使いやすいです。オプションを利用すれば、シナリオ設定のサポートや運用およびチャットボット企画の提案なども受けられます。

項目内容

サービス名

iチャット

会社名

株式会社SAKIYOMI

初期費用

※初期費用は別途、有料オプションあり

料金プラン

月額 30,000円

公式サイト

https://sns-sakiyomi.com/blog/i-chat/

7.Stairs(ステアーズ)

Stairs(ステアーズ)

Instagram運用の認知拡大・工数削減に貢献するDM自動返信ツール。コメントへの自動返信やクーポン配布から、「よくある質問」の自動対応、有人対応へのエスカレーションまで、運用側が行いたい対応を自動化できる上に、Meta社の公式APIを使用することで安定したシステムで運用できます。 ユニークなのは、拡散施策を支援する投稿代行サービスです。写真素材や商品、あるいはサービスの情報を同社に渡すと、企業の運用担当者に代わって 10〜20代の男女スタッフが若者目線でオリジナルの投稿を作成し、更新を代行してくれます。コンサルサポートプランもあり、施策の振り返りと次の一手を提案してくれるのも頼もしいです。ツール導入期間は最短1営業日と手軽なので導入しやすいでしょう。

項目内容

サービス名

Stairs(ステアーズ)

会社名

株式会社あったらいいね

初期費用

30,000円/アカウント(コンサルサポートプランの場合)

料金プラン

月額80,000円/アカウント

公式サイト

https://attaraiine.jp/works/4362/

8.CraftChat

CraftChat

Facebook公認プラットフォーム開発プロバイダーが提供する、Instagramチャットボット。ユーザーの各リアクションに対して、瞬発力のある双方向コミュニケーションを実現しており、カレンダーメッセージ機能ではDM上での予約獲得で売上アップが見込めます。 Facebook MessengerやLINEといったマルチチャネルにも対応しており、企業CRM連携などでユーザーのオムニチャネル行動の分析・把握が可能。さらに、eコマースプラットフォームの Shopify とも連携できます。ユーザーが興味を持った商品を自動でInstagramメッセージ内に取り込み、クーポンを適用した状態で購入画面へ誘導する機能も、売上アップに有用です。

項目内容

サービス名

CraftChat

会社名

株式会社クラフター

料金プラン

要問合せ

公式サイト

https://www.craftchat.ai/

9.L-BUZZ

L-BUZZ

双方向コミュニケーションを高いコストパフォーマンスで実現できるInstagramチャットボットシステム。ユーザーのコメントやアクションに対する自動返信機能はもちろん、診断コンテンツ、アンケートの配信にも対応可能です。ユーザー情報や趣味嗜好などを収集し、特定の属性や見込み顧客を絞ってのマーケティングが実現できます。 また、企業のニーズに合わせてAPI施策と手動施策との2プランが用意されており、前者はシステム提供から施策の振り返りまでをバックアップし、後者は施策立案や画像加工、毎日投稿といった投稿施策を中心にサポートします。アカウントの急成長を狙う場合は、両方のプランを同時に活用するとより効果的でしょう。

項目内容

サービス名

L-BUZZ

会社名

株式会社L・コネクト

初期費用

10万円

料金プラン

月額70,000円〜

公式サイト

https://l-buzz.lconnect.co.jp/

10.Rox Message

Rox Message

ユーザーとの関係性を深めるInstagramDMシステム。メッセージテンプレートなどを活用し、誰でも簡単にマーケティングやカスタマーサポートを自動化できる手軽さが特徴です。問い合わせへの自動回答を通じて商品購入URLへ誘導したり、見込み顧客のリストを作成したりといった細やかな対応も可能。 プロのデザイナーが作成したテンプレートも用意されており、デザイン性の高さからフォロワー数の増加に貢献します。InstagramAPIによって申し込みから10分で導入でき、複雑なサーバー設定やシナリオ設計が不要な点も、工数削減の面で嬉しいポイントです。

項目内容

サービス名

Rox Message

会社名

Rox株式会社

料金プラン

初月無料、以降5名まで$49/月、ユーザー数により変動

公式サイト

https://rox-message.jp/

まとめ

今回は、Instagramを活用してビジネスを展開されている方を対象に、

  • Instagram CRMとは?
  • Instagram CRMツールを導入するメリット・デメリット
  • おすすめのInstagram CRMツール10選

上記について、徹底解説してきました。

Instagram DMで顧客管理を行う場合、顧客一人ひとりの行動履歴や属性に合わせた丁寧な接客が、顧客満足度やリピート率向上に繋がる一方で、手作業での管理は非常に負担が大きく、本来集中すべき業務に支障が出てしまう可能性があります。

そこで、Instagram DM連携可能なCRMツールを導入することで、これらの課題を解決し、顧客管理を効率化するとともに、顧客満足度向上、ひいては売上アップを目指すことができます。

ぜひ、この記事を参考にして、あなたに最適なCRMツールを見つけてみてください。


柳沢智紀
この記事の監修者
柳沢智紀
株式会社Enigol

株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。