更新日:2024-07-10
現代社会において、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は誰でも気軽に活用できるツールであり、撮影した写真や画像・文章を友人や知人と共有することは、日常生活における“当たり前”になっています。 このような背景もあり、多くの企業がSNS公式アカウントを持っており、広告や宣伝の代わりに、またホームページの代用として、SNSを販売促進の場として活用しています。 しかし、SNS販売促進担当者の中には、「無料だからなんとなくやっている」「とりあえず更新はしている」というものの、難しくてうまく活用できていないと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この記事では、そんなSNS販売促進担当者のあなたが、SNSそれぞれの特徴を理解した上で、目的に合わせてSNSを使い分けて運用できるように、SNSで販売促進するメリットや、SNSで販売促進する際のポイントについてわかりやすく解説していきます。
まずは、SNSで販売促進するための欠かせない知識として、数あるSNSの中でも多くのユーザーを有するSNS(Facebook、Instagram、LINE、TikTok、X(旧Twitter))の特徴について解説していきます。どのSNSで販売促進を行えばいいのかよくわからないという方は、参考にしてみてください。
Facebookは、世界で最も多いユーザー数を誇るSNSで、ユーザーの年齢層は30~50代と高めです。
日本国内のFacebookユーザー数は減少傾向にあるものの、世界的に見ると最も主要なSNSであるため、海外進出やインバウンドマーケティングを検討している場合には、有効的でおすすめのSNSです。
この記事で解説する5つのSNS(Facebook、Instagram、LINE、TikTok、X)の中では、唯一の「実名登録制」であることも特徴のひとつです。投稿の信頼度が高く、オフラインの人間関係に近い人間関係を築きやすいことは、Facebookの大きな魅力です。
企業にとっては広報のような役割を担うことが期待できるSNSで、定期的な公式情報の発信、イベントの開催告知、参加者募集などをFacebook上で完結させることができます。気に入った投稿を友達に通知できる「いいね」機能をうまく活用することで、拡張性の高い販売促進を行うことが期待できます。
Instagramは、画像や動画の投稿をメインとするSNSで、男女問わず10~20代の若年層を中心に人気があります。「インスタ映え」という言葉も流行しましたが、視覚的なアプローチをしやすいことが特徴で、ブランドの世界観の訴求やブランディングすることに長けています。
日本で特に人気な「ストーリーズ」機能をはじめ、お客様とリアルタイムで双方向的なコミュニケーションを取ることができる「ライブ配信」機能や、Instagram上で大きな影響力を持つインスタグラマーとコラボした「インフルエンサーマーケティング」は、企業アカウントでも盛んに活用されています。
LINEは、主にコミュニケーションツールとして利用されるSNSで、日本で最も月間利用ユーザー数が多いSNSとして、あらゆる年齢層の人々が日常生活の中で広く活用しています。
日本でユーザー数が最多のSNSなので、LINE公式アカウントやLINE広告を活用することで、他のSNSよりも多くのお客様に情報を届けることが可能です。特にLINE広告では、ターゲティング設定を詳細に行えるので、より精度の高いターゲットに対して効率的に情報発信を行うことができます。
「クーポン配信」機能や「ポイントカード」機能、「キャンペーン告知」機能なども備わっているので、販売促進や広告に適したSNSであると言えます。
また、この記事で解説する5つのSNS(Facebook、Instagram、LINE、TikTok、X)の中では、唯一の「クローズドツール」であることも特徴です。1対1で双方向のコミュニケーションを取ることができるので、お客様を囲い込みやすく、企業のファンになってもらいやすいことも特徴のひとつです。
TikTokは、15秒から3分のショートムービーを投稿・視聴できる動画SNSで、特に10~20代の若い世代を中心に人気が高いです。TikTok内で動画の撮影・編集を簡単に行うことができ、エフェクトも豊富に用意されているため、高品質の動画を簡単に投稿できるSNSです。
通常の広告に加えて、ユーザー参加型の広告「ハッシュタグチャレンジ」を配信できることも、TikTokの特徴のひとつです。「ハッシュタグチャレンジ」とはお客様の動画投稿を募る参加型のプロモーションのことで、お客様が作成したコンテンツをたくさん生み出すために、企業が活用している機能です。
Xは、一つのツイートで140文字以内の短文を投稿できるSNSで、主なユーザーは20~30代の若年層です。
「即時性」と「拡散性」が高いことはXの特徴で、トレンド情報の発信・収集に強みがあります。旬な話題についての情報収集や、イベントの実況中継など、企業にとって有益な活用方法がたくさんあります。広告を配信することも可能で、「リツイート」機能により爆発的なスピードで情報が拡散される可能性もあり、うまく活用することができれば効率的で有効的な広告媒体になることも期待できます。
また、「アンケート」機能や「リプライ」機能を通じて、お客様と密にコミュニケーションを取ることも可能です。
Instagramにおけるハッシュタグは、単なるキーワード以上の意味を持ちます。これはコンテンツを発信し、目的別に整理する強力なツールです。ここでは、Instagramのハッシュタグの重要性について、下記6点の観点で解説します。
ハッシュタグはInstagramでのコンテンツ発信において非常に重要な要素であり、効果的な活用が成功への近道です。
正しいハッシュタグの使用により、自分の投稿は関連するタグの一部として表示されます。例えば、料理写真に「#美味しい料理」や「#料理好き」を追加することで、料理愛好者のコミュニティにアクセスできます。これにより、他のユーザーがあなたのコンテンツを見つけやすくなります。
人気のハッシュタグを利用することで、そのタグをフォローしているユーザーがあなたのコンテンツにアクセスしやすくなります。これにより、新たなフォロワーを獲得するチャンスが増えます。
特定のハッシュタグを使うことで、特定のコミュニティに参加することができます。例えば、ファッション愛好者が集まるタグを使うことで、そのコミュニティにアクセスし、交流を深めることができます。
特定のブランドやイベントに関連するハッシュタグを使用することで、関連するコンテンツがブランドやイベントの公式ページにも表示されやすくなります。これにより、広告効果が期待できます。
ハッシュタグは、投稿の感情やスタイルを表現する手段としても活用されます。例えば、「#自然の美」や「#クリエイティブな瞬間」など、自分のコンテンツにぴったり合うハッシュタグを使うことで、独自のスタイルを打ち出すことができます。
ただし、適切なコンテキストでハッシュタグを使うことが重要です。無関係なタグを乱用すると、逆に不快感を与えてしまう可能性があります。適切な使い方を心掛けましょう。
正しいハッシュタグの選定は、効果的なコンテンツの可視性向上に欠かせません。ここでは、ハッシュタグの最善・最適な選び方について、7点ほどアドバイスいたします。これらのアドバイスを意識することで、効果的なハッシュタグの選定が可能になります。
ハッシュタグは、投稿の内容を的確に表現するキーワードです。例えば、旅行写真ならば「#海外旅行」や「#日本一周」など、具体的で関連性の高いタグを選ぶことが重要です。これにより、対象とするユーザーがあなたのコンテンツを見つけやすくなります。
人気の高い一般的なタグだけでなく、ニッチなタグを使うことで、特定のコミュニティにアプローチできます。例えば、特定のホビーや興味を持つユーザーにアクセスしたい場合、その分野に特化したタグを活用すると効果的です。
場所に関連するハッシュタグも重要です。特定の地域の名前や特徴的な場所に関連するタグを使うことで、その地域の興味を持つユーザーにアピールできます。例えば、「#東京観光」や「#パリの街角」などが該当します。
時折、特定のイベントや話題がトレンドになります。これらのトレンドに合わせたタグを使うことで、より多くの人々にアクセスできます。ただし、適切なコンテキストで使うことが重要です。
自分のブランドやコンテンツを象徴する独自のハッシュタグを作成し活用することで、フォロワーやコミュニティを独自のスタイルで結びつけることができます。これにより、他者とは異なる独自のアイデンティティを構築できます。
適切なハッシュタグの数を使うことが重要です。過剰な使用は逆効果になる場合があります。Instagramでは、通常10〜15個程度のハッシュタグが効果的とされています。
スペルミスや間違いのないように、ハッシュタグを入力する際は注意しましょう。正しいスペルでないと、意図した効果が得られません。
トレンドハッシュタグは、その時々で話題になっているキーワードやフレーズです。これらのハッシュタグを活用することで、より多くの人々に自分のコンテンツをアピールできます。ここでは、トレンドハッシュタグの特徴と効果的な活用方法を詳しく解説します。トレンドハッシュタグの活用は、一時的な話題を活かす効果的な手段です。適切なタイミングと内容で参加することで、多くの人々に自分のコンテンツをアピールすることができます。
まずは、トレンドハッシュタグの特徴について、下記3点の観点で解説します。
トレンドハッシュタグは一時的な話題やイベントに関連しています。そのため、トレンドの持続期間は限られており、早めに参加することが重要です。
トレンドハッシュタグは多くのユーザーによって利用されるため、それに対するコンテンツも多数存在します。競争が激しい一方で、多くのユーザーにアクセスできるチャンスでもあります。
トレンドハッシュタグは様々なトピックを網羅します。ニュース、エンターテイメント、イベントなど、幅広い分野に関連することがあります。
続いて、トレンドハッシュタグの活用方法について、下記5点の観点で解説します。
特定のイベントや話題に関連するトレンドハッシュタグに参加することで、その話題に関心を持つ人々にアクセスできます。例えば、スポーツイベントや映画の公開などが該当します。
トレンドハッシュタグに参加する際には、独自の視点やクリエイティブなアプローチを加えることで、他と差別化を図ることができます。
トレンドハッシュタグは一時的な話題ですので、適切なタイミングでの投稿が重要です。関連性の高いコンテンツを早めに発信することで、多くのユーザーにアクセスできます。
トレンドハッシュタグを使う際には、適切なコンテキストで使用することが重要です。無関係なコンテンツにトレンドハッシュタグを付けることは避けましょう。
常に最新のトレンドを把握し、それに合わせた投稿を心掛けましょう。ニュースやSNSなどを活用して、最新の話題をキャッチアップしましょう。
Instagramの特徴的な機能のひとつに、ストーリー機能があります。Instagramストーリーは、一時的なコンテンツを公開し、フォロワーや他のユーザーとのコミュニケーションを深めるための強力なツールです。こちらもハッシュタグとの連携により、より多くのユーザーに自分のストーリーが届くようになります。ここでは、Instagramストーリーとハッシュタグの連携方法を詳しく解説します。
まずは、ハッシュタグをストーリーに追加する方法を、2パターンほどご紹介します。
ストーリーを作成する際、テキストツールを使って任意の場所にハッシュタグを追加できます。例えば、ストーリーの中に「#旅行記」と入力することで、そのハッシュタグがストーリーに表示されます。
Instagramはハッシュタグステッカーを提供しており、これを使うことで簡単にストーリーにハッシュタグを追加できます。ステッカーアイコンをクリックし、ハッシュタグを選び、ストーリーに貼り付けます。
続いて、ハッシュタグを使ったストーリーの効果的な活用方法を、4パターンほどご紹介します。
最新のトレンドハッシュタグをストーリーに取り入れることで、その話題に関心を持つユーザーにアクセスしやすくなります。ただし、適切なコンテキストで使用することが重要です。
ストーリーに追加したハッシュタグはクリック可能です。これを活用して、フォロワーや他のユーザーがそのハッシュタグをクリックすることで、関連するコンテンツにアクセスできるようにしましょう。
ストーリーのクイズや投票機能を使って、ハッシュタグを活用することもできます。例えば、「どの旅行先が一番魅力的ですか? #旅行記」といった形で、フォロワーに参加を促すことができます。
ストーリーのハイライト機能を使って、特定のテーマやトピックに関連するストーリーをまとめることができます。この際、適切なハッシュタグを使ってハイライトを分かりやすく設定しましょう。
最後に、Instagramストーリーとハッシュタグを連携する際の注意点を、下記3点ほど解説します。ここでお伝えする注意点を意識しながらInstagramストーリーとハッシュタグを連携させることで、より多くのユーザーに自分のコンテンツが届くようになります。
ストーリーに追加するハッシュタグは、そのコンテンツに関連するものを選ぶことが重要です。無関係なタグを使うと、ユーザーに不快感を与える可能性があります。
ストーリーには適切な数のハッシュタグを使いましょう。過剰な使用は逆効果になる場合があります。
ハッシュタグの使い方や効果を定期的に評価し、改善を行いましょう。新たなトレンドやタグが出てきた場合には、積極的に取り入れるよう心掛けましょう。
それでは最後に、ハッシュタグの成功事例を2件ほど具体的にご紹介します。ハッシュタグの成功事例は、他のユーザーやビジネスにとって示唆に富む情報源です。ご自身のコンテンツやビジネスに適したハッシュタグ戦略を考える際の参考にしてください。
健康的な食事に関心を持つコミュニティが集まる#HealthyEatingMovementキャンペーン。
環境に配慮したファッションに関心を持つコミュニティが参加する#SustainableFashionキャンペーン。
ハッシュタグの適切な活用は、Instagram上でコンテンツの可視性を高める重要な手法であり、Instagramでの成功に欠かせません。この記事で解説した通り、ハッシュタグの正しい選定方法、トレンドハッシュタグの活用、継続的なハッシュタグの最適化は、とても重要です。成功事例も参考にしながら、ご自身のハッシュタグ戦略を磨いていただければ幸いです。ご自身のコンテンツをより多くの人々に届けるために、ハッシュタグを使いこなしてみてください。
sikiapiとは、チャットボットサービスを中心としたCRM・MA(マーケティングオートメーションツール)です。マーケティングオートメーションツールという名の通り、マーケティングを自動化することができるのが最大の特徴です。マーケティングには広告、宣伝、出版物、電車のつり革広告、テレビや新聞等のマスメディア等、様々な種類がありますが、sikiapiが得意としているところはSNSになります。
現代は、SNS経由で一般消費者が消費をすることも増えてきており、マーケティングにはSNS運用は欠かせません。ただし、SNSは企業のみならず個人でも発信が出来てしまいますので投稿が埋もれやすく、ライバルが多いレッドオーシャンです。競合他社の企業アカウントだけではなく、フォロワーが多いインフルエンサー、TVでも活躍している芸能人、一般人でも知識をけた外れに持っていたり、見た目が芸能人以上に良かったり、SNSにはライバルが非常に多く存在します。
SNS運用は、大変手間と時間がかかる作業となります。例えば大手企業では、それだけで専属の人材が居たり、SNS運用だけの部署が存在し、予算を取っている場合も多く見られてきました。SNSがマーケティングに有効である現在、大手企業もSNSに力を入れています。
手間と時間がかかり、ライバルが多いレッドオーシャンのSNS運用ですが、自動化をすることで低コスト・低リスクでその効果を上げることができます。それを可能にするのが、sikiapiです。sikiapiを活用してSNS運用を自動化することによって、集客の自動化が実現できます。これまで集客のために割かれていた時間を、本業に使うことが可能になります。本業に集中することによって、より価値のあるサービスの提案、新製品や新サービスの展開等、これまでよりもよりパワーアップしたビジネス展開が見込めます。
項目 | 内容 |
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サービス名 | sikiapi(シキアピ) |
会社名 | 株式会社Enigol |
公式サイト | https://sikiapi.com/ |
株式会社リクルートホールディングスでWEBマーケティング業務および事業開発を経験し、アメリカの決済会社であるPayPalにて新規事業領域のStrategic Growth Managerを担当の後、株式会社Enigolを創業。対話型マーケティングによる顧客育成から売上げアップを実現するsikiapiを開発。